ノズル口径って?
よく見るノズル口径ってどこのどの部分?
エアブラシを選ぶに当たって最も重要なポイントといっても過言ではないノズル口径。数字が小さい方が細い線を引ける…と、なんとなくはわかっていてもその構造についてはあまり理解していない人が多いのも現状です。
で、ノズルがどこかっていうと、先端のめちゃくちゃ小さい部品です。塗料ノズルとも呼ばれます。
通常ノズルは、ニードルキャップとノズルキャップで覆い隠されているため、その全容を見ることはできません。ノズル内は筒状の空洞になっていて、ボタンやトリガーを引かず、何もしていない状態ではニードルがノズルの穴を貫通し、ニードルがノズルの穴をふさいでいる状態になってます。
ノズル口径とはニードルが貫通しているノズルの先端部分の出口内径のことを指します。
エアーブラシの押しボタンを押す、またはトリガーを引くと、ニードルが後退しノズルとニードルの間に隙間が生まれます。 この隙間から塗料が出て、ノズルキャップ内で塗料と空気が混ざり、塗料が霧化され噴霧されます。
ニードル先端はテーパー状になっていて、ニードルの後退に応じて、ノズルとニードルの隙間が大きくなります。 隙間が大きくなると、塗料がたくさん出ます。
このニードル先端のテーパー状は、テーパーの度合いがエアブラシやメーカーによって異なり、それが固有の性能や、クセとなって表れます。
下図のように、ノズル口径の大きさにより、塗料の最大噴出量が変わり、最小・最大の吹きつけ調整範囲も異なってきます。
一般的に普及しているエアブラシのノズル口径は、0.2~0.5mmです。この範囲外のエアブラシも販売されていますが、モデル数は限られています。 ノズル口径は塗装する物の大きさや使用する塗料の粘度、どのような絵を描きたいか、塗装したか、によって選択します。
もし、一本目のエアーブラシ購入を考えているのなら、ノズル口径0.3mmのエアブラシをお勧めします。 ノズル口径0.3mmのエアブラシなら比較的細い線も描け、面の塗装などにも使用でき、汎用性が高く、入手できるモデルも豊富だからです。
二本目のエアブラシを入手するときは作業する用途に合わせて選択します。
例えば、さらに繊細な線を描きたいのならノズル口径の小さな0.2mmのエアブラシを、やや大きな面を塗装する場合や粒子の大きい塗料を使用するのなら0.5mmやそれ以上のエアブラシを選びます。 このように数種類のノズル口径の違うエアーブラシを使い分けると作業効率も上がります。
通常、エアーブラシで使用する塗料は牛乳程度の粘度のものを基準としています。この塗料粘度や顔料の大きさも口径を選ぶ上で注意を要します。
ノズル口径が小さくなると、塗料の出る穴が小さくなるわけですから、粘度の高い塗料や顔料の大きな塗料は噴霧しにくくなります。 また、塗料がノズル内で詰まってしまうなどのトラブルの原因にもなります。
反対に大きなノズル口径のもので粘度の低い塗料を使用すると、噴霧のコントロールが難しくなったり、吹き付け塗料が垂れたりするなどの原因になります。
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