ケレン作業は不要 表面に赤錆が進行していても内部までは進行していない状態なら、面倒なケレン作業は必要ありません。 そのままの状態で 黒錆転換剤 レノバコンク を塗布できます。 上塗り不要 耐候性を必要としない場合は、上塗り不要です。 性状 外観 黄褐色微粘性液体 比重 1.0 臭気 弱溶剤臭 不揮発分 25~29% 塗装条件 塗付量 50~100g/平方m 乾燥膜厚 10~20μ/回 乾燥時間(20℃) 指触:3 時間 硬化:24 時間以上 塗装温度 5~30℃ 塗重可能時間 24 時間以上
黒錆転換剤 レノバコンク は赤錆が進行した状態の鉄部に塗り、赤錆を化学的に安定した黒錆に転換し、赤錆の進行を止めます。 既存の建物の錆びた鉄部やクルマのレストアなどによく使われます。 錆は放っておくと広がり続け、より大きな損失を招くことになります。 レノバコンクは錆の細孔部へ深く浸透し、水に不溶の有機鉄錯化合物となります。 さらにその表面を特殊エポキシ樹脂により保護し、それ以上の鉄の腐食を防ぐことができる錆転換コーティング剤です。
下地処理 浮き錆があればワイヤーブラシまたはサンドペーパーで完全に取り除いてください。 表面の錆だけならケレンの必要はありません。 表面のゴミ、油などはシンナーや脱脂剤を使い洗浄してください。 赤錆に直接塗装する レノバコンクを赤錆に直接塗ってください。 レノバコンクは一液型で、刷毛、またはローラーで塗装できます。 赤錆が残っている場合は、再度薄く塗装します。 これを繰り返してください。 耐候性を必要としない場合は、上塗り不要です。 塗装後、24 時間以上で完全硬化します。 上塗りする場合 耐候性が必要な箇所は上塗りが必要です。 上塗りは レノバコンク を塗装後24 時間以上経過したら、塗装できます。 240番程度のサンドペーパーで、金属部分を含めて足付け研磨してください。 研磨面はラッカーシンナーで拭いた後、上塗り塗装をしてください。 上塗り塗料には、溶剤系エポキシ塗料をお勧めします。 上塗りする場合は、予めテスト塗りによる適合性の確認を要します。 なお、レノバコンク の上にパテの上塗りや、水性塗料の上塗はできません。 取扱上の注意 本品は 5~30℃の温度で使用して ℃の温度で使用してください。 使用した用具・器具などはラッカーシンナーで洗浄してください。 作業終了後、残った製品はもとの容器に絶対に戻さないでください。 容器に戻すと全てが使えなくなります。 製品は密栓をして直射日光を避けて室温(10~30℃)で保管ください。 第四類第二石油類 危険等級 III 第2種有機溶剤含有物