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ベースコートを塗装
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ベースコートを塗装します。
ベースコートは明度の高い色(白やシルバーメタリックなど明るい色)のほうが扱いやすいです。
ベースコートとセカンドベースコートの明度差のあるほうがクリスタル模様が際だちます。
ベースコート塗装後はしっかり乾燥させます。
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軽く足付けする
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軽く足付けします。
析出する結晶は足付けの影響を受けます。
足付けの方向や、深さによって結晶のできかたが変化します。
被塗物をしっかり水拭きします。
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ALSA クリスタルFX CrystallizingMask を流しかける
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被塗物にALSA クリスタルFX CrystallizingMask をたっぷり流しかけます。
スプレーガンなどで吹き付ける必要はありません。
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結晶模様の析出を待つ
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結晶模様の析出を待ちます。
通常40分~60分(20℃)くらいで結晶模様が析出してきます。
温度が低くかったり、湿度の高い(50%以上)ときは2時間以上かかる場合もあります。
湿度が80%を超えると結晶模様は析出しません。
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セカンドベースコートを塗装する
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結晶模様が析出したら、セカンドベースコートをドライ気味にスプレーします。
セカンドベースコートはダーク系塗料(黒が一般的)をお勧めします。
しかし、デザイナーの感性に従って、カラーは選択してください。
セカンドベースコート塗装後はしっかり乾燥させます。
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セカンドベースコートをふき取る
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ウェスや耐水ペーパーに水を含ませセカンドベースコートをふき取ります。
析出した結晶模様の上に塗装したセカンドベースコートを結晶模様とともにはがし、ベースコートが見えるようにします。
スコッチブライトや細番手のペーパーである程度削り、その後に布などを水で濡らしながらクリスタルFXをふき取っていくのがきれいな模様を作るポイントです。
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トップコートクリヤーを塗装する
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スプレーガンを用いて、仕上げ用トップコートクリヤーを塗装して完成です。
トップコートクリヤーはカラークリヤーを使ったり、トップコートクリヤーの前にキャンディーカラーをオーバーコートしたり、したほうがデザインの幅が広がり意匠性の高い仕上がりになります。
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施工のポイント
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湿度に注意
- 湿度が高いところで施工すると1日置いても結晶模様が析出しない場合があります。
また結晶模様が析出していても湿度が高いところへ移動すれば、また液体へと戻ってしまいます。
雨や曇りの日の施工はおすすめしません。
足付けが重要
- 足付けしていないと結晶模様が析出せず水滴の状態で残り、結晶化しない場合があります。
またALSA クリスタルFX CrystallizingMask が流れてしまい、施工面に液が残らない場合があります。
ふき取りが重要
- セカンドベースコートがきっちりと乾燥していない状態でふき取ると塗膜が簡単に壊れてしまいます。
- セカンドベースコートが完全に乾燥してからスコッチブライトや細番手のペーパーである程度削り、その後に布などを水で濡らしながらクリスタルFXをふき取っていくのがきれいな模様を作るポイントです。
- また、拭く用具にスポンジ、柔らかなブラシ、スコッチなどを使うことで違ったパターンができます。
いろいろとお試しください。
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使用上の注意
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必ずトップコートクリヤーをオーバーコートしてください。
強度の密着性が要求されるような、ハードな条件での使用は避けてください。
湿度が高いところで施工すると1日置いても結晶模様が析出しない場合があります。
ALSA クリスタルFX CrystallizingMask保管時にボトル内で結晶模様が析出する場合があります。
この場合60℃程度に温めるとある程度は液体に戻ります。